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4月(卯月)の祝日・行事・歳時記カレンダー

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新年度を迎え、進級、進学、入学、就職など心新たに一歩を踏み出す方も多いことでしょう。
本格的な春の訪れを感じる気持ちの良い季節ですね。

4月は卯の花が咲くことから「卯月(うづき)」と呼ばれます。
卯の花はユキノシタ科の落葉低木「ウツギ」の花です。
唱歌「夏は来ぬ」でも歌われているように初夏を感じさせる花ですが、実際のこの季節はまだ朝夕の空気は冷たく春の始まりに近いですね。

「卯月」の語源はほかにも、「卯」は十二支の4番目にあたるとする説や、稲苗を植える季節である「植月(うつき)」からきているという説もあります。


この記事では、4月の祝日と代表的な行事を紹介しています。


◆4月の国民の祝日

4月29日 昭和の日

もとは昭和天皇の誕生日で、2006年(平成18年)までは「みどりの日」とされていました。2007年の改正祝日法の施行により「昭和の日」となりました。

同法ではその趣旨を「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」としています。


◆お花見:4月上旬

この季節の花見とは、桜を鑑賞して楽しむことを指します。

日本を代表する花である「桜」を鑑賞する花見の歴史は古く、平安時代、嵯峨(さが)天皇(786年?842年)が桜の下で宴を催したことが起源だといわれています。

貴族の間で行われていた花見の風習はやがて武家社会にも受け継がれ、江戸時代に入ってからは庶民も楽しむものとなりました。


現在、全国で見られる桜のほとんどは、「ソメイヨシノ」という品種です。
かつては桜といえば山桜のことで、ソメイヨシノは江戸時代末期にいくつかの品種をかけ合わせて作られものです。
桜にはそのほか、2月下旬には咲く寒(かん)桜や、お彼岸の時期に咲く彼岸桜などがあります。


花見団子

花見の季節になると、和菓子店に「花見団子」が並びます。
花見団子は赤(ピンク)・白・緑の3色で一組となる団子で、あんこが入っていないものが一般的です。

色の意味は諸説ありますが、赤は桜、白は白酒、緑は新緑を表すとされ、目でも舌でも季節を味わうことができます。

桜餅

関西
関東

桜餅は、塩漬けにした桜の葉で包んだ生菓子です。

関東と関西では違いがあり、もち米を砕いた道明寺粉(どうみょうじこ)で作った粒のある餅であんこをくるんだ関西風と、薄く焼いた生地で餡をくるんだ関東風があります。


◆灌仏会(かんぶつえ)・花祭り:4月8日

仏教の開祖である釈迦(しゃか)が生誕した日とされます。
寺院の中に花で飾った「花御堂(はなみどう)」を設けることから、花祭りとも呼ばれます。

また、祀られた釈迦像に甘茶を掛ける風習もあります。
甘茶は、アジサイ科の植物を乾燥させて作ったお茶のことで、無病息災を願い参拝者にも振る舞われます。

草餅

草餅とは、茹でたヨモギの葉をもち米と一緒につきこんだお餅です。
ヨモギ独特の風味は、春の風物詩ともなっています。

灌仏会の際に草餅や草団子を食されることもあります。

◆糸魚川けんか祭り:4月10、11日

新潟県糸魚川市の天津神社で五穀豊穣を願い行われる祭りです。

神輿が境内を周った後ぶつかり合い、最後は双方決められた位置から走り出して勝敗を決します。また、重要無形民俗文化財に指定されている神楽が舞われます。

◆十三詣り:4月13日 

特に関西で行われている行事です。
数え年で13歳になった子が虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)を参拝し、願いを込めた漢字一字を奉納します。

知恵が授けられるようにと願うことから「知恵(ちえ)もらい」「知恵詣」ともいいます。


生まれてから十二支が一巡し、初めて自分の十二支が回ってくる年が13歳。
昔は、大人の裁断に変えた晴着を十三詣りに着るなど、成人式に相当する儀式でした。

京都の法輪寺のものが有名です。


◆土用の入り:4月17日頃

立夏の直前18日間を土用(どよう)といいます。

季節を24に分ける二十四節気は中国由来の暦のため、日本ではズレがあり農業に必要な正確な季節がつかめませんでした。
そこで作られたのが二十四節気を補うための「雑節」です。土用も雑節の一つです。

土用が過ぎると季節は春から初夏に徐々に移り変わります。


◆壬生(みぶ)狂言:4月29日~5月5日

京都・壬生寺で行われる狂言です。
台詞を一切用いないのが特徴で、もとは勧善微悪や因果応報など仏教の教えを示すは宗教劇でした。

やがてほかの物語も取り入れられ、庶民の娯楽と変わってきました。
4月だけではなく、2月の節分や秋にも公開されます。

◆五月人形の準備:4月29日頃

端午の節句(5月5日)を祝うため、鯉のぼりや五月人形を飾ります。
段飾りの場合、軍扇、太鼓、陣笠などを供えることもあります。

本来、豪華な鎧や兜を飾ること自体は、武家社会の風習です。
かつては武者の安全や武運を祈り鎧や兜を神社に奉納したことが由来とされています。

ゴールデンウィークの初日には飾りたいものです。
節句の日が過ぎたら、なるべく早く埃を払って片づけるのが良いとされます。


◆お知らせ◆
光彩苑では、各種お祝いに対応させていただいております。
また、現在はご家庭でもお楽しみいただけるデリバリーメニューもご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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